日本語教師になりたいけど、講座に通うといくらくらいかかるんだろう、、、
できるだけ費用を安く抑えて受講する方法はないかな?
日本語教師を目指したい!と思ったはいいものの、上記のような疑問をお持ちの方も多いと思います。
日本語教師に限らず、新しく学びたいことや挑戦したい分野に、価格を抑えて飛び込めるとハードルが下がりますよね。
本記事では、全国の日本語教師養成講座の中でも、質が高く価格もリーズナブルな養成講座をピックアップしてご紹介します。
また、併せて価格を安くする方法や、お金をかけずに日本語教師になる方法も紹介しますので、参考にしていただけたら嬉しいです!
日本語教師になるためにかかる費用って?安く抑えるコツは?
ここでは、日本語教師になるための費用について解説します。
日本語教師になるための方法は様々で、一般的には下記の3種類があります。
そもそも、現時点で日本語教師には国家資格や認定資格がなく、日本語教師であることを自称すれば誰でもすぐになることができます。
一方で、法務省告示校など信頼性の高い日本語学校で働きたい場合には、上記にあげた3つの条件のいずれかを求められます。
また、現在文化庁で日本語教師の国家資格化が検討されており、今後は国家資格が必要になる兆しも見られるため、資格を取得しておいたほうが法改正後もスムーズに日本語教師を継続できる可能性が高まります。
今回は、日本語教師として資格をもって働きたい方、あるいは法務省告示校などの教育機関で働くことを目的としている方に向けて、費用を抑えて資格取得する方法をご紹介したいと思います。
【無料】ハローワークで職業訓練を受ける
ハローワークの「求職者支援職業訓練」を活用すれば、無料で養成講座を受講することができ、テキスト代以外の受講費用はいっさいかかりません。
「求職者支援職業訓練」とは、再就職や転職を目指す求職者が月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料で職業訓練を受講する制度で、日本語教師だけでなく様々な講座を受講することができます。
ただし、ここで注意しておきたいポイントとして、この講座は誰でも受講できるものではなく、現時点で失業状態にあること、雇用保険受給の資格者でないこと、などの条件があげられます。
またお住いの自治体によっても定員や開講の有無が変わってくるので、お住いの地域で一度調べてみることをおすすめします。
「求職者支援職業訓練」について、さらにくわしく知りたい方は、下記「厚生労働省 求職者支援制度のご案内」を参照してください。
【2万円】日本語教育能力検定試験に合格する
独学で「日本語教育能力検定試験」の合格を目指すのであれば、約2万円で日本語教師になることができます。
日本語教育能力検定試験は、受験料が14,500円(税込)、テキスト代に何を使用するかにもよりますが、知り合いから安くで過去問題集を譲ってもらったり、ネットで古本のテキストを購入するなどして、テキスト代を合わせても2万円ほどで済ませることが可能です。
日本語教育能力検定試験は、合格率約30%と難易度が高めの試験ではあるのですが、独学でも目指せる資格なので、ご自身で計画を立てて進めるのが好きな方や、すでにある程度周辺知識のある方には、おすすめの方法です。
他にも、独学で合格が不安な方には、養成講座で試験合格に特化したコースのみ受講するという選択肢もあります。
一般的に5万~10万円台と養成講座に比べて安価な場合が多いので、検討してみてはいかがでしょうか。
給付金や割引を活用する
ここからは、420時間の養成講座の価格を抑えて受講する方法です。
まずは、教育訓練給付金を活用する方法ですが、これは厚生労働大臣が指定する講座を受講し、修了後に支払った学費の20%がハローワークから給付される制度です。
最大10万円までキャッシュバックを受けることができるので、条件に当てはまる方はこちらもぜひ一度調べて活用してみてください。
日本語教師養成講座は、一般的にトータルで50万~60万かかることが多いですが、そこに10万円還付されるのは大きいですよね。
その他にも、養成講座によっては「早割」「学割」「シニア割」などの割引制度の活用が整っているスクールもあります。
ご自身の状況に合わせて、使える割引制度はぜひしっかり活用していってください!
eラーニングやオンラインコースを活用する
420時間コースにおいても、通学ではなくeラーニングやオンラインでの受講形態を選ぶことで、少し費用が抑えられる可能性があります。
スクールによりますが、一般的な通学の養成講座が50万~だとすると、通信の場合は40万~と比較的安価になる傾向があります。
また同一スクール内で受講形態が選べる場合、オンラインだと通学よりも3万~5万円安価になることもあるので、価格を抑えるのに良い選択肢だといえるでしょう。
上述の給付金や割引制度と併用すれば、かなりお得に受講することができそうですね。
費用の安い日本語教師養成講座ランキング!5選!
それでは、ここから受講費用の安い順に日本語教師養成講座を7つ、ご紹介したいと思います!
1.日本東京国際学院
日本東京国際学院は、東京都の新宿区に校舎があり、日本語教師歴の長いベテラン講師からの授業や実した実務経験がつめるなど、しっかり実力を身に着けられる環境が整っています。
またオンラインでの受講も選べるため、全国どこからでも受講することが可能です。
拠点 | 住所 | 立地 |
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新宿校 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿8-11-10 星野ビル | JR新宿駅西口から徒歩10分 |
また、国内の系列校や、日本語事業を展開するインドネシアや台湾の日本語学校にも就職できる可能性があります。
費用:440,000 円(税込)
エリア:東京都区内(新宿区)
開講スケジュール:年3回(4月、7月、11月)
開講時間:平日午前(9:30~12:40)・平日夜(19:00~22:10 ※7月開講のみ)
費用は440,000円と、他の養成講座と比較してもかなり安価な設定になっています。
お住まいの近くの日本語教師養成講座の資料を下記から無料で一括請求可能です。資料をささっと集めて後悔しない学校選びをしたいという方は活用してみてください。
2.アークアカデミー
アークアカデミーは、東京の新宿区に校舎があり、1987年から日本語教師養成講座を開講する、30年以上の歴史がある学校です。
こちらも校舎は東京にありますが、完全通信で講座を受講することが可能です。
拠点 | 住所 | 立地 | 電話番号 |
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新宿校 | 〒160-0023 新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル地下1階 | JR新宿駅改札から徒歩8分 | 0120-555-520 |
費用:462,000円(税込)
エリア:全国可
開講スケジュール:随時入学可(実習Zoomスクーリング: 土曜または日曜)
費用は462,000円とかなり抑えめですし、入学金もかかりません。
同スクールの通学コースよりも10万円近く価格を抑えて受講することが可能です。
3.JLS日本語教師養成講座
JLS日本語教師養成講座は、株式会社ウイルテック主催の日本語教師養成講座で、校舎は大阪梅田駅の近くにあります。
こちらは大阪での通学のみのコースとなります。
拠点 | 住所 | 立地 | 電話番号 |
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大阪校 | 〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西2-4-12 梅田センタービル 3F 株式会社ウイルテック内 | JR大阪梅田駅から徒歩6分 | 06-6170-8333 |
費用:465,300円(税込、入学金・教材費込)
エリア:大阪府(大阪市)
開講曜日:火曜日夜・木曜日夜・土曜日 週3日通学コース
受講期間は6ヵ月、またベトナムやミャンマーで事業を展開していることから、修了後、海外の日本語学校で活躍できる可能性も高いです。
4.京都民際日本語学校
京都民際日本語学校は、京都市にある2001年10月に創立した日本語学校です。
日本語学校では、世界中から留学生が集まり、日本語学習以外にも、京都の伝統行事に参加したりなど「日本文化を学ぶ」ことにも力をいれています。
校舎は2校ありますが、日本語教師養成講座は西大路校のみでの実施です。
講座は京都での通学のみのコースです。
拠点 | 住所 | 立地 | 電話番号 |
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西大路校 | 〒604-8435 京都府京都市中京区西ノ京三条坊町17 | 西大路三条駅から徒歩2分 西大路御池駅から徒歩3分 | 075-822-0002 |
費用:510,000円~540,000円
エリア:京都府(京都市)
開講スケジュール:1月、4月、7月、10月
開講曜日:平日・土日
コースは期間によって3種類あり、「短期集中3ヵ月コース)(3ヵ月)」「レギュラーコース(6ヵ月)」「ゆったりコース(9ヵ月~12ヵ月)」から選択できます。
また「演習・実習コース(3ヵ月)」もあって、すでに理論を学ばれた方や、実践に自信がない方向けのコースもあります。
5.東洋言語学院
東洋言語学院は、1988年に設立された日本語学校で、大学進学、大学院進学、美術大学進学、などさまざまな目的を持つ留学生のためのコースが設置されています。
日本語教師養成講座も展開しており、受講方法は通学のみとなります。
校舎は東京・江戸川区の西葛西です。
拠点 | 住所 | 立地 | 電話番号 |
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西葛西校 | 〒134-0088 東京都江戸川区西葛西7-6-3 | 東京メトロ東西線西葛西駅より徒歩8分 |
費用:540,000円(税込・教材費含む)
エリア:東京都区内(江戸川区)
開講スケジュール:4月
開講時間:平日午前/夜間・土曜
開講は年に一度の4月のみで、学習期間は4月~12月までの9ヵ月間です。
また授業は「昼間部コース」と「夜間コース」の2つに分かれており、それぞれ火曜・木曜・土曜と曜日は固定制になっています。す。
安い日本語教師養成講座5選 まとめ
本記事では、価格を抑えて日本語教師になる方法と、安い日本語教師養成講座を順にご紹介しました。
- 1位 日本東京国際学院
- 2位 アークアカデミー日本語教師養成講座 420時間通信コース
- 3位 JLS日本語教師養成講座
- 4位 京都民際日本語学校
- 5位 東洋言語学院
上記にあげた日本語学校は、すべて40万~60万円の日本語教師養成講座でしたが、給付金を活用すれば30万台で受講できる講座もあり、比較的安くで受講できる印象です。
また、東京や大阪のみの校舎であっても、完全オンラインやeラーニングで受講できる養成講座が多くなっています。
地方にお住いの方でも、ぜひご活用いただけたら幸いです。
その他の通信コースや、お住いのエリアの養成講座につきましては、下記のリンクから無料で資料を一括請求できます。
今回ご紹介したコースも含めて、効率よく情報をしたいという方はご検討いただけたらと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!